梅森プラットフォーム

梅森プラットフォームは、ものづくりの新たな地域拠点として開発した高架下プロジェクトである。商業ポテンシャルの低い京急線大森町ー梅屋敷駅間を、リテール、クリエイティブ、町工場という３つのプログラムを組み合わせ、地域の新たな拠点を創出した。＠カマタは、全体のディレクションをはじめ、デザイン監修、プログラム開発などに携わった。

KOCA（コーカ）

KOCAは梅森プラットフォーム内にある、ものづくりをテーマとした東京都認定のインキュベーションスペースです。コワーキングスペース、シェアキッチン、シェア工房、イベントスペースなど様々なスペースによって構成されています。町工場やクリエイターがコラボレーションするための拠点として日々、様々なプログラムやイベントを開催していることも特徴です。

DOGBONE

DOGBONEはKOCAで活躍しているSHOPBOTという機材を用いた、デジタルファブリケーションという新しいものづくりの仕組みを使い、きちんとデザインされた家具を、もっと身近に、自分の暮らしに合わせてカスタマイズすることができる新しいECプラットフォームです。部屋に合わせたサイズのデザイン家具を簡単にオーダーすることができます。

ROUND TABLE

ラウンドテーブル2020は、3組の町工場とクリエイターによるコラボレーション・プロジェクトです。町工場の持つ「実現力」とクリエイターの持つ「発想力」を掛け合わせ、「遊び」というテーマでものづくりの新しい可能性を探求しました。

BRIDGE（ブリッヂ）

築40年超の４階建てアパートの１棟フルリノベーションを契機に、まちをアップデートするための仕掛けを備えた賃貸住宅開発プロジェクト。1階２部屋をクリエイターのためのシェアオフィスおよびレーザーカッターやshopbotを備えたデジタル工房として運営。ブリッヂを拠点としたイベントなども数多く開催し地域に開いた賃貸物件を創出。

KUUCHI（クーチ）

木造家屋が密集するエリアに突然現れるひらかれた空き地と路地。私有地のようだけど自由に行き来できてしまう「カマタ_クーチ」名付けられたこの場所は、木造密集地域において「まちの隙間」を様々な活動や繋がりを創り出す可能性のある空間として、地域に開かれた使い方を探求する社会実験プロジェクトです。今後もエリアを拡張し、少しずつ面白いプログラムやクリエイターのお店やオフィスを増やしていく予定です

SOKO（ソーコ）

地域の特長的なビルディングタイプのひとつである「倉庫」の期間限定活用・実験プロジェクト。現代アート展示とアートワークによる地域の潜在的な価値と物語の可視化や再編集を試みました。アート作品製作活動拠点としての大田区の可能性、町工場技術とアートの親和性、区内アーティストネットワークづくりのきっかけとなったプロジェクトです。

Ota Art Archives(OAA)

OAAは、大田区に拠点を構える現代美術作家とともに、KOCAを舞台に作品や制作中のスタディを展示し、KOCAという仕事場であり日常でもある空間を通して先端的な作品や思考に触れる機会を提供しています。プロジェクト名が表しているように、OAAそのものがアーカイブの役割を果たしていくことを目指しています。

子供インターン

京急電鉄の梅屋敷駅と大森町駅の間に「梅森プラットフォーム」が生まれ、この梅森の地域には工場、商店街、そしてKOCAのクリエーターたち、たくさんの仕事があります。そこにある、技術を活かしたものづくりや商売を、子供達がよりリアルに体験できる機会を企画しました。地域と連携し、街の将来へ繋がる取り組みを行います。

Fab Workshop

新しい技術、地域の作り手の魅力、ものづくりの楽しさを次世代に伝えるワークショップ。大田区を特徴づけるものづくりの魅力を新しい世代に継承していくきっかけになればという思いから、KOCAを拠点として3Ｄプリンターやレーザーカッターなどの新しい技術を用いたワークショップや、地域の町工場と連携した子供向けのワークショップを行っています。